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　今年度の学園祭は、「生徒一人ひとりが自分の個性を引き出し、『これが私だ』と自分らしさを最大限に発揮することができるような学園祭にしたい」という方針のもと、「This is ME」をテーマに9月に行う予定でしたが、残念ながら中止となりました。それに代わるクラブ活動の成果を発表する場として、校内でクラブ発表会を11月に行いました。 約３週間にわたるクラブ発表会は、作品や活動内容をまとめたものを展示する形式と、舞台発表系クラブの公演を収録したものや文化系・運動系クラブの活動映像を編集した動画を昼食時に鑑賞する形式で行いました。学園祭実行委員会は、各週の発表スケジュールを掲載したリーフレットを作成したり、展示発表場所の装飾をしたりして、クラブ発表に貢献しました。例年とは異なる、限られた環境での制作活動にもどかしさを感じながらも、生徒は一生懸命取り組み、活動の成果を少しでも形にすることができました。 また3学期には、新しいメンバーで実行委員会が発足し、2021年度の学園祭に向けて活動を開始しました。「新型コロナウィルスとの共存という大きな課題がある中で、お客様はもちろん学園全体も前向きになれる、パワーをもらえるような学園祭にする。また、白百合らしさを大切にしつつ、一歩前進した新しい学園祭を目指す」という方針のもとに、委員が考えたいくつかのテーマ候補の中から全校投票によって、次年度のテーマは「Break Out」に決定しました。このテーマには、「目の前の壁を壊して、コロナ禍の制限された世界から脱出し、自分たちの新しいスタイルを築き上げる」という意志が込められています。どのような形で実施できるか先行きは不透明ですが、生徒のパワーを感じられる学園祭を目指して準備を進めてまいります。