2022年7月25日
夏休みに入った7月25日、希望者対象の「ゆりごころ22―福島の今に耳を傾けるー」が校内で実施され、中1から高3までの生徒20名が参加しました。 「ゆりごころ」とは、2011年の東日本大震災後、生徒たちの声から始まった被災地訪問プロジェクトです。今年度はコロナ禍の影響で被災地訪問は中止されましたが、代わりに浪江町出身でNPO法人3.11ツナグ理事長の泉智仁師と、東京電力職員の方々を学校にお招きし、お話を伺いました。 さらに、浪江町・双葉町の方々とオンラインで交流し、その中で7月23日~25日に開催された相馬野馬追についても紹介していただきました。質疑応答の時間では、生徒たちからの質問に一つひとつ、たいへん丁寧にお答えいただき、お話の内容がいっそう深まりました。
「ゆりごころ」としては初めて「福島」をテーマとしたもので、原発事故による避難区域が徐々に解除される中、「避難指示が解除された場合に故郷に帰るか避難を続けるか、それはどのような条件を考慮してか、また家族がいた場合はどうするか」などを考え、グループで話し合うワークショップを行いました。
プログラムの終わりには、泉理事長から参加者全員に対して修了証書を手渡ししていただきました。福島に思いを寄せた、充実した1日となりました。