読解力と表現力をバランスよく身につけ、思考力を鍛えていくことを目標にしています。授業では、小説や評論文、詩歌など様々な作品に触れながら、語彙力を高め、文章の内容や構造を正確に読みとる力をつけます。また、表現力の向上を目指す創作活動にも力を注いでおり、毎年、各種コンクールで多数入賞しています。さらに、話し合いや発表などを通して、互いの考えを尊重しながら理解を深めることや、表現を工夫して自分の意見を発信することのおもしろさを体感しています。読書指導にも力を入れ、図書室と連携しながら、豊かな感性と柔軟な思考力を育んでいます。
中学では基礎を大切に、自分でノートをまとめ、資料や地図を読み取る力を養います。また、レポート作成や発表を通じ、調べる力、自分の考えを深め、伝える力も身につけます。中学1年生は地理、2年生は歴史、3年生は公民的分野に加え、高等学校の「公共」の先取り学習をします。バランスよく幅広く学ぶことで、視野が広がり、めまぐるしく変化する現代の社会を正しく判断する力につながると考え、指導しています。
実験と観察を重視し、授業に多く取り入れています。実物を目にすることで得られた感動が活きた知識となるよう、授業を展開し、中学・高校とも学習指導要領の内容を発展させ、より深く学んでいきます。中学3年までは物理・化学・生物・地学の4分野を均等に学びます。高校では1年で化学基礎と生物基礎を学習し、2年からは文系・理系の進路に対応したカリキュラムになります。
「理解できたというよろこびを体得させ、共有する」ことを目標に、日々の授業を展開しています。中学では代数と幾何に分かれ、代数分野では「数」を、幾何分野では「図形」を、小学校の算数より深く楽しく、考え方を重視して学習します。テキストも徹底使用し、皆で達成感を共有します。また、課外補習・問題練習・大学入試演習等を通して、大学入試に十分対応できる学力を身につけます。
学園で行われるミサでは、全校でモーツァルト作曲「戴冠ミサ曲」をラテン語で、ヘンデル作曲の「ハレルヤ」を英語で合唱します。美しい声で歌うために発声法を勉強したり、6月の合唱祭では曲の背景を考察し、話し合いを通じて曲に対する解釈を深め、クラスで一つの音楽をつくりあげる喜びを味わいます。音楽の美しさ、また音楽を通して心の成長、心を一つにすることの大切さを学びます。
中学の授業では「制作の楽しさ、面白さ」を大切にし、用具・素材の基本的な扱い方、色彩や表現の基礎を学び、「考えて表現する」制作を行っています。また、洞察力を養い、新しい発想や見方、考え方を豊かにする美術鑑賞を行います。高校では美術の授業は選択となり、絵画(日本画・油画)、デザイン、彫刻、工芸、CGや映像表現など幅広い分野の制作に取り組みます。将来美術の分野を志す生徒のサポートも、しっかり行います。
手書き文字のよさを大切にし、人によい印象を与える文字を書けるよう指導しています。同時に芸術的感性を高め、作品に表現するよろこびを味わうことも目標の一つです。毛筆と並行してペン習字も練習します。書き初め大会に出品したり、席書会に出場したり、ペン字昇級試験に挑戦したりするなど、実力を試す機会も設けています。中学1・2年は必修で、高校では選択科目になります。
運動や健康について理解を深めるとともに、体力や技術の向上を目指します。様々な運動種目を通して公正・協力・責任について自ら考え、実践することを大切にした指導を行っています。秋の校内球技スポーツ大会は、生徒たちに人気の行事で、バレーボール・バスケットボール・バドミントン・卓球の中から各自が選択した球技に挑戦します。
家庭分野では、食品や栄養、調理、食事のマナーを学ぶ「食生活」、洋裁や手芸を学ぶ「衣生活」は、中学3年間を通して系統的に学習し、技能や知識の向上を目指します。その他、家庭経済、住まいや環境、家族・地域社会についても学習していきます。技術分野では、生活や社会で利用されている技術の仕組みを体験的に学習するとともに、技術と生活や社会の関わりについて理解を深め、より良く活用する姿勢を育んでいきます。
情報活用の実践力を身につけるとともに、目的に応じてコンピュータの良さを引き出し、活用する力を育んでいきます。このため、実習を通して、情報や情報技術の特性を体験的に学習する活動に重点をおいています。また、情報や情報通信技術が社会と相互に急速な発展を続けていることへの理解を深め、情報社会を形成する一員としての姿勢を培っていきます。授業は、高校1年で全員が履修し、より深く学ぶことができるよう高校3年に選択科目を用意しています。