2025年2月18日
2月14日(金)、高校1年生は情報教育の一環として、午前は大学出張授業、午後はNTT e-City Labo見学ツアーに参加しました。
出張授業では、東邦大学理学部情報科学科の先生方5名にご来校いただき、以下より各自が選択した2講座を受講しました。
・データサイエンスは社会を豊かにするのか?(豊田哲也講師)
・株式市場のモンテカルロシミュレーション(高田英行教授)
・「見る」を科学する-コンピュータを使った脳研究-(我妻伸彦講師)
・位置情報とその応用(佐藤文明教授)
・「使える」セキュリティ(金岡晃教授)
先端の研究の一端に触れ、大変興味深く伺う中で、研究を進める過程では多くの分野が深く繋がり合っていて、一見無関係に感じる領域の成果が多数用いられていることに気づかされ、生徒たちは、日常の学習でも、理系・文系の枠にとらわれることなく積極的に吸収し、活用できるようにマスターする必要性を強く実感しました。
午後は、調布市のNTT中央研修センタへ移動し、NTT e-City Labo見学ツアーに参加しました。
4Kモニタやスマートグラスを使った遠隔での農業経営の指導、農薬の散布や種まき等に用いる農業用ドローン、鮮度を維持したまま従来よりも長期間の保存を可能にする電圧冷蔵庫、文化財や芸術作品を災害や経年劣化から守るよう、高度なデジタル技術で保存し、場所や時間の制限なく鑑賞できるようにしたデジタルアート、固定電話に設置するAIによる特殊詐欺対策アダプタ、レジを通らずに買い物ができるスマートストア等屋内外の様々な施設で実物を見て、先端技術を用いることで進化した暮らしや産業を体感する見学ツアーは、驚きの連続であっという間の2時間でした。
少子高齢社会や人口減少、文化財の維持と次世代への伝承、特殊詐欺等社会課題を解決し、社会をよりよく発展させる技術に実際に触れ、人の力では解決が難しい問題にデジタル技術を適切に用いるよさやこうした技術を開発し続ける姿勢に多くを学ぶ刺激的で充実した時間となりました。