白百合学園の設立母体は、17世紀のフランスに誕生したシャルトル聖パウロ修道女会です。
1878年、函館に3人のフランス人修道女が来日し、その3年後の 1881年に東京神田猿楽町に学校を設立しました。
1881年(明治14) | 東京神田猿楽町に学校を設立 |
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1884年(明治17) | 校名を女子仏学校とする |
1923年(大正12) | 関東大震災により校舎全焼 |
1927年(昭和02) | 九段現敷地に移転、新校舎落成 |
1935年(昭和10) | 校名を白百合高等女学校と改める |
1945年(昭和20) | 空襲により全施設焼失、直ちに復興に着手 |
1947年(昭和22) | 学制改革により白百合学園中学校設立 |
1965年(昭和40) | 白百合女子大学開学 |
1982年(昭和57) | 創立100周年記念式典挙行 |
2007年(平成19) | 創立125周年記念式典挙行 |
2018年(平成30) | ポーリニアンホール(Paulinian Hall)完成 |
神田猿楽町の校舎(1881)
赤レンガの新校舎竣工
九段に移転した校舎(1927)
ポーリニアンホール完成(2018)
現在の白百合学園
本校は、教育基本法および学校教育法に基づく併設型中高一貫校として中学校高等学校教育を行い、キリスト教の精神に根ざした価値観を養い、神と人の前に誠実に歩み、愛の心をもって社会に奉仕できる女性を育成することを目的とする。
都心にありながら、閑静な教育環境に恵まれている本学園は、144年の歴史と伝統を生かしながら、一貫教育を行う女子のカトリックミッションスクールです。一人ひとりを神から託された尊い存在として大切にし、その成長を見守り、将来の自立に向けて支援します。
ゆとりある6年間の学園生活を通して生徒たちは、夢に向かって個性を伸ばし、社会や人々の幸せのために自分に何ができるかを模索しながら、活気ある日々を送ります。
中1から高1までは基礎的な学力と体力の養成に重点を置き、高2から文・理・芸術系という進路別で、女性として世界に通用する高い学力とコミュニケーション力を培いながら、自分の使命を自覚していきます。
校訓を生活の中で実践することにより、困難に挫けない忍耐力や、苦しんでいる人々に心を寄せ、祈ることを忘れない優しさが着実に育っていくのも、本学園の一貫教育の実りであると言えるでしょう。
白百合学園中学高等学校
校長 青木 タマキ